大震災

 自分は生活が若干不便という程度で済んでいます。被災された方々、特に一瞬にして故郷を失った方々には、心からお見舞いを申し上げます。そして、自分の家族が心配な中で活動している市役所の職員、電力会社の社員、そして自衛隊員の方々、本当にお疲れ様です。大したこともできない自分が、本当に情けない。

 個人経営の商店や食堂のほうが対応が柔軟で、大手のコンビニやスーパーは後手後手になってしまうというのが印象的だった。もちろんコンビニの店長も別に悪意があるわけではなく、ある意味で仕方のない対応だが、こういう事態になると、市場経済が「官僚主義」的傾向が強くなるのをあらためて痛感した。それにしても、あちこちでも称えられているが、人々の際立った秩序のよさ、礼儀正しさに、あらためて日本に住んでいることに感謝しなければならないと思った。

 ごく一部だが、今回の大震災にからめて政治経済の話をする人がいるが、当面は禁欲するべきではないだろうか。経済を少々傷つけてでも、財政の健全化を妨げててでも、人命が一人でも多く助かるならそちらを選択する、今はそれ以外に考えるべきことがあるのだろうか。今のような非常事態に、財政や景気がどうのこうのなんて話は全く意味がないだろう。