2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「愚民政治」とは何か

愚民政治から超民主主義へ http://www.blwisdom.com/blog/shikano/archives/2009/12/post_205.html それに比べると、旧政権を担ってきた自民党は、まるで変わっていなくてげんなりすることしきり。旧政権がみんなから嫌われた、最大の理由は、やっぱり愚民政…

子ども手当て ― 「本当に必要としている人」などいない

子ども手当に所得制限「賛成」72%…読売調査 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091219-OYT1T01242.htm 読売新聞社の緊急全国世論調査で2010年度予算編成について聞いたところ、ガソリン税などの暫定税率維持に賛成する人は52%で、反対の3…

赤字国債:子供のツケで酒を飲んでいる親みたい?

電車に乗っていたら、「赤字八百兆円、子供のツケで酒を飲んでいる親みたいじゃないか」という朝日新聞のポスターみて無性に腹が立った。 個人が金を借りたら、死ぬまでには返さないと道義に反するが、国家は基本的には死なないし、返済期限が来ても借り換え…

規制緩和論者の日本社会認識

いまの日本とはまさに、「売れもしないものをたくさん作った」現実を前にして、それを「需要不足だ」と考え、政府が税金を投入して無理やり買い支えているような状態だ。企業のリストラを規制して、補助金まで投入している。「現実が変わった」と捉えること…

猪瀬直樹氏の介護事業論

介護業界でも月額40万円の給料は払える 介護の世界に未来を確信している辻川泰史さんの事例 ― 猪瀬直樹の「眼からウロコ」 社会福祉法人の場合は、一定の地域に置かれる法人数が決められているので、顧客の獲得が比較的容易である。また、他の介護施設、福祉…

信用できない経済論議

自分は「量的金融緩和」という言葉だけで目が点になってしまうほどの経済音痴だが、それでも経済について語っている人が信用できるかどうかという基準がないわけではない。例えば、以下のような物言いが目立つ人は、基本的に信用しないことにしている。 (1…

いまさら「無駄」も必要だと言われても

つくづくいやになるのは、「無駄が多い」と大合唱してきた人たちが、科学技術関連の予算など個々の事案について報道され始めると、その舌の根も乾かぬうちに「民主党は何を考えているのか」と批判しはじめる人が多いことである。 八ツ場ダムの問題がまさに象…

道徳保守派の役割

しばらくの間、曽野綾子氏の記事をめぐって熱く語る人が続出していたようだ。http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20091201/1259678004 曽野氏の元記事を読んだ感想は、「道徳観のあまりの古さに苦笑い」であり、そもそも憤りを感じよう…

事業仕分けデフレスパイラル

「事業仕分け」は来年以降も継続するらしいが*1、そこで心配するのは以下のような悪循環に陥ってしまうことである。 (1)緊急性を要する分野(介護・年金など)の財源を確保するために、緊急性のない財源(教育・学術研究など)が「無駄が多い」として削減…